道保川公園

道保川公園(どうほがわこうえん)は、道保川の水源を中心とした横山丘陵の自然の中に広がる広大な公園です。相模原市中央区のまちづくり区域に囲まれながら、水と緑と生き物が昔からの生態系のまま保存されています。2007年には環境省により『残したい”日本の音風景100選”』に『道保川公園のせせらぎと野鳥の声』として選定されています。

生態系を守るため、公園内での植物や昆虫の採集や持ち出し、また鳥や魚などへのエサやりは禁止されています。ペットを連れての入園も禁止されています。

公園マップ:公益財団法人相模原市まち・みどり公社 ウェブサイトより

水生動植物観察ゾーン

複数の沢から流れ出た水が集まって小川となって流れています。小川の周りには水生植物が育ち、小さなハヤから立派な鯉までさまざまな魚、サワガニやヤゴやドジョウなどの生き物、それに水鳥たちが暮らしています。

水辺にはベンチが設置されており、ハイカーが足を休めてのんびり語らえる場所です。

カルガモたちが気持ちよさそうに泳いでます。ひとが近づくとさりげなく方向転換して泳ぐ姿が愛らしい。

2021年秋の夕暮れ

森林生態観察ゾーン

緑深い森の中に沢を縫うように遊歩道が整備されていて、気持ちよく散歩できます。周囲にはクヌギやクスノキを始めとして様々な種類の木が長い年月をかけて育っています。夏にはクワガタの姿も見られます。(昆虫の採集は禁止されています。)

山野草観察ゾーン

こもれびの沢では木漏れ日の中で水が湧き出てやがて流れになる様子がよくわかります。沢の周囲には自生する山野草を観察することができます。ここにはホタルの繭が育っているそうです。6月には水辺に舞うゲンジボタルが観察でき、この時期には開園時間が延長されています。

野鳥観察ゾーン

水場に集まるさまざまな野鳥たちを観察することができます。春を告げるウグイスや美しいカワセミなどたくさんの種類の野鳥が見られます。足元に目を移すといろいろな種類のキノコが生えています。

自然庭園ゾーン

冒頭の地図の右上の遊具のアイコンが描かれているあたりは、公園の森の斜面を登り切った平らな部分に整備された自然庭園ゾーンです。木々が点在しや芝生のオープンスペースがあって、訪れる人の憩いの場所になっています。隣接している住宅街に住む人々にとっては、まるで別荘地に住むようなくつろぎを与える存在となっています。

道保川から森林生態観察ゾーンと山野草観察ゾーンとの間に延びる階段を上るとここに出られます。

基本情報

所在地

神奈川県相模原市中央区上溝1359

管理事務所:042-776-6484

アクセス

JR相模線「上溝駅」より徒歩約20分、
またはバス2番乗り場より(大15)相模大野駅北口行(古山経由)約10分「七曲り下」下車

第1駐車場18台(うち障害者用1台)
第2駐車場24台

開園時間

1月~2月
3月
4月~6月
7月
8月
9月
10月
11月~12月

午前8時から午後4時まで
午前8時から午後5時まで
午前7時から午後6時まで(ホタルの時期のみ延長あり)
午前7時から午後7時まで
午前7時から午後6時まで
午前8時から午後6時まで
午前8時から午後5時まで
午前8時から午後4時まで

年中無休

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リンク

陽光台の森の家